ニュース 公益 作成日:2017年8月17日_記事番号:T00072323
経済部は15日に発生した大規模停電を受けて、天然ガス火力発電所を今後は桃園市、苗栗県、高雄市、台中市の4県市に集中させていく方針だ。17日付工商時報が伝えた。
経済部の楊偉甫常務次長(次官)は、液化天然ガス(LNG)第4、第5陸揚げ基地の整備を加速するとともに、天然ガスを発電所に供給する予備パイプラインの増設も検討していくとした。また、天然ガスの供給地域をブロック化し、長距離輸送に伴うリスクを回避する方針を掲げた。
台湾中油(中油、CPC)の天然ガスパイプラインは現在、海底パイプライン(台中市~桃園市観音区大潭)と陸上パイプライン(高雄市永安~桃園市亀山)があり、発電所に入る直前にいずれも同じ計量施設を通過する。今回のトラブルは計量施設のバルブで起きたことから、今後は計量施設を増設し、2系統別々に天然ガスを供給することを検討していく。
液化天然ガスの陸揚げ基地が整備されれば、北部、中部、南部でそれぞれ天然ガスの供給体制が完結する。その上で海底パイプラインの敷設で天然ガスを融通し合うことも課題だ。
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