ニュース 電子 作成日:2017年8月17日_記事番号:T00072329
中国のIC設計大手、展訊通信(スプレッドトラム・コミュニケーションズ)の李力游執行長はこのほど、2018年末~19年初めに第5世代移動通信システム(5G)対応チップをリリースするとの見通しを示した上で、「5G時代に当社はクアルコムと肩を並べる」と語り、今後3年以内に聯発科技(メディアテック)を抜いて世界2位を目指すと表明した。17日付経済日報が報じた。
中国メディアの報道によると、クアルコムとメディアテックが優勢を占めていた携帯電話向けチップ市場で、スプレッドトラムは超ローエンド端末向けに低価格競争を仕掛ける存在にすぎなかった。その後、中国政府から支援を受けつつ、大規模な研究開発(R&D)投資を行って技術力を高めた。2016年出荷量は6億セットを突破。世界の携帯電話チップ市場でシェア40%を占めるまでに成長した。
一方、スプレッドトラムとクアルコムの攻勢を受けてシェアを落としているメディアテックは、ミドルエンド製品の強化を決定。下半期にモデム設計とコスト構造を改善したHelio Pシリーズの新製品を2種、さらに来年2種リリースし、市場シェアの回復と粗利益率の向上を図る。
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