ニュース 電子 作成日:2017年8月17日_記事番号:T00072330
有力週刊誌「壱週刊」の報道によると、華碩電脳(ASUS)は粗利益率低下を受け、6月中旬に従業員数百人を待機社員として同社の人材プールに配置した。間接的な人員削減策とみられる。蘋果日報が報じた。
消息筋によると、ASUSは6月に行った組織変更で事業をパソコン、ゲーミング、スマートフォンの3つに分け、どの事業にも配属されなかった従業員を人事部が管理する人材プールに配置した。
ASUSの沈振来(ジェリー・シェン)執行長は、組織変更で数百人が影響を受け、中でもモバイル通信部門の従業員が最も多いと説明した。
同社の規定によると、将来的に人材需要が生じれば人材プールから優先的に採用するが、待機期間は未定という。また、人材プールに配置された従業員は担当のプロジェクトを持たないため、収入は基本給のみで年2回のボーナス支給はない。実質的な減給であることから従業員の多くは自主的に退職するという。
ASUSのPC部門に勤めるエンジニアは、台湾の企業はこうした間接的な方法で従業員を退職に追い込むと批判した。
ASUSは、人材プールに配置された従業員にビジネスアイデアの提案を促しており、同社董事会が承認すれば合弁で会社を創設できるチャンスを与えていると説明した。
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