ニュース 社会 作成日:2017年8月17日_記事番号:T00072343
フェイスブック(FB)のタイムラインを眺めていると、魅力的な商品広告が表示されることが多く、実際に購入した人も少なくないのではないだろうか。ところがFBを通じたショッピングで、偽造品が届けられたり、返品できなかったりなどトラブルが相次いでいる。消費者文教基金会(消基会)が今年上半期に受け付けたインターネットショッピングに関する相談で、FB関連は約800件中220件と4分の1以上を占めた。内政部警政署の詐欺相談専門ホットラインでも、7月末以降、FBを通じたショッピングトラブルの相談150件以上を受け付けている。
蘋果日報に寄せられた消費者の訴えで、最も多くやり玉に挙がるのが「UUBuy厳選商城」というサイトだ。羅さんという女性は1,580台湾元のコンバースのスニーカーを購入したが、届いてみると注文したものとは別の商品だった上、左右のサイズが異なっていた。ネットを通じて返品を求めたところ、3日以内に係員が回収に来るとの返事だったが、20日たっても現れずじまいだ。
男性の張さんはアップルのスマートフォンiPhone7が時間限定で1台5,000元、正規品でない場合は無料で交換に応じるとの広告にひかれて購入してみたものの、果たして偽造品だった。カスタマーサービスに3日電話を掛け続けても相手が出たのは1回だけ、しかも中国大陸なまりの中国語を話すその男とは全く話が通じなかった。張さんは結局、アップルに偽造品との証明書を発行してもらった上で警察に被害を届けるしかなかった。
蘋果日報が「UUBuy厳選商城」に電話したところ、中国なまりの男が出てすぐに切り、再度電話してみたが今度は出なかった。同サイトは最近閉鎖され、FBページでの問い合わせ受け付けにも返答していない。
このほか、別の業者のケースで、消費者が商品を返品しようとしたものの、送ってきた小包に業者の連絡先が書いておらず、返品できなかったこともあるという。
警政署の詐欺相談専門ホットラインは、FBを通じたショッピングでは、売り手は海外にいることが多く、捜査も消費者による求償も難しいと指摘する。なお、経済部商業司がFBに照会したところ、「ショッピングトラブル問題では管理の在り方を検討している」という返事が帰ってきたという。FBでのショッピングは、タイムラインの広告にすぐに飛び付かず、まず信頼できる業者か否かをよく見極める必要がありそうだ。
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