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中石化が河北省に200億元投資、CPLアジア首位に


ニュース 石油・化学 作成日:2008年5月6日_記事番号:T00007236

中石化が河北省に200億元投資、CPLアジア首位に


 中国石油化学開発(CPDC)の蔡錫津総経理によると、同社が中国河北省で200億台湾元(約690億円)の投資を計画している「北勃聯石油化学工業」プロジェクトは、既に経済部投資審議委員会の認可を得ており、6月の董事会で計画の詳細が決定する。年内には工場建設が始まる見通しだ。6日付工商時報が報じた。

 同社はこの投資案により、年間30万トンの酢酸と12万トンのカプロラクタム(CPL)の生産能力を得る。台湾では今年、CPLの年産量が28万トンまで拡大するため、台湾と中国を合わせたCPL年産量は40万トンに達する。これは石化メーカーとしては、アジアで首位の規模だ。

 中石化は「北勃聯石油化学工業」の工場建設期間として2年、生産能力をさらに拡大する場合で3年を見ているが、現在CPLは世界的に不足しているため、建設を進めつつ生産に取り組む方針だ。

 同社の今年第1四半期の純利益は6億7,000万台湾元(約23億1,000万円)で、前年同期比で103%の大幅増となった。