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総統府に男が進入、日本刀で憲兵切りつける


ニュース 社会 作成日:2017年8月18日_記事番号:T00072367

総統府に男が進入、日本刀で憲兵切りつける

 きょう(18日)午前10時15分、台北市中正区の総統府に日本刀を持った男が押し入ろうとし、制止しようとした憲兵を切りつける事件が起きた。男は駆け付けた警備員にその場で取り押さえられた後、殺人未遂などの容疑で警察に逮捕された。なお男が所持していた日本刀は総統府近くの国軍歴史文物館(軍史館)から犯行直前に盗み出していたことが判明した。自由時報電子版などが18日報じた。

/date/2017/08/18/19cut_2.jpg呂容疑者(中)。動機の解明が待たれる(18日=中央社)

 今回事件を起こした呂軍億容疑者(51)は、台北市北投区在住の無職で、政府に対し何らかの不満を抱え、蔡英文総統への抗議を試みたものとみられる。なお呂容疑者が所持していたかばんからは中華人民共和国の国旗「五星紅旗」が発見されたという。

 事件発生当時、総統府では蔡総統出席の下、職員を集めたイベントが行われており、呂容疑者は建物南側の自動車用出入り口から敷地内に入り、西大門から建物に進入しようとしたが、憲兵に制止されたため、持っていた日本刀で相手の顔を切りつけたとみられる。

 右頰を切られて流血した憲兵はすぐに病院へ運ばれたが、命に別状はなく、容態は安定しているという。