ニュース 電子 作成日:2017年8月21日_記事番号:T00072374
業界関係者によると、クアルコムが開発する3D(3次元)センサーは台湾積体電路製造(TSMC)が生産、TSMC傘下の精材科技(シンテック)がパッケージング・テスティング(封止・検査)を担い、早ければ年末に量産を開始するようだ。来年からアンドロイドOS(基本ソフト)搭載スマートフォンに採用される見通しで、将来的にはドローン(無人航空機)や自動車への応用も見込まれる。21日付工商時報などが報じた。
クアルコムの章建中・工程技術副総裁は、同社が開発する3Dセンサーは主に赤外光の構造化光照射による顔認証が中心と説明した。
アップルが次世代スマートフォン「iPhone8」に採用するとされるSTマイクロエレクトロニクスの3Dセンサーも、TSMCと精材科技が第3四半期に量産を開始したとみられている。
なお、クアルコムの幹部は、TSMCとの提携関係は2005年の65ナノメートル製造プロセス以降、45ナノ、28ナノ、立体構造トランジスタ(FinFET)プロセスと長く続いていると強調した。クアルコムはTSMCの16、10ナノFinFETプロセスを採用せず、サムスン電子の14、10ナノを採用しているものの、同発言から、クアルコムが来年TSMCの7ナノFinFETを採用する可能性が残されているとみられている。
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