鴻海科技集団（フォックスコン）傘下のコネクターメーカー、鴻騰精密（ＦＩＴ）は、独シーメンス、鴻海グループの雲智匯科技服務（マックスネルバ・テクノロジー・サービシズ）の協力を得て、中国・広東省深圳市でスマート工場を建設する契約を締結した。来年１月に稼働予定だ。21日付経済日報が報じた。
計画によると、雲智匯がシーメンスのＭＯＭ（製造オペレーション管理）システムを導入し、情報、ネットワーク、人工知能（ＡＩ）技術を融合したＦＩＴのスマート工場を建設する。
雲智匯の荘凱淵スマート工場総監は、新工場は生産効率、稼働率が２割上昇し、コストを２割削減できると説明した。
雲智匯は近年、シーメンスやインテルなどと、スマート工場の分野で提携を進めている。まず中国に製造イノベーションセンター６基、モデル工場10基を設置し、その後、成功モデルを他の工場に移植する計画だ。
