ニュース 商業・サービス 作成日:2017年8月22日_記事番号:T00072400
三井不動産は21日、三井アウトレットパーク(MOP)の台湾2店舗目となるMOP台湾台中港(台中市)を着工した。2018年末のオープン予定。中部最大級をうたい、ウオーターフロントの立地を生かしたレストランや観覧車も設置する。台中港エリアは現在百貨店やショッピングセンター(SC)の空白地帯で、MOP台湾台中港には、地域の消費需要を取り込んで新たな賑わいを創出する役割が期待される。22日付蘋果日報などが報じた。
MOP台湾台中港は、これまで台湾になかった開放的なウオーターフロント型のショッピングセンターを目指す(同社リリースより)
MOP台湾台中港はフェリーターミナルと隣接し、台中空港から約9キロメートル、台中市の中心地から約22キロに位置する。敷地面積は18万平方メートル、延べ床面積は6万平方メートル、店舗面積は3万5,000平方メートル。地上1階建て、一部2階建てにして港の景色を望めるレストランや観覧車などを設置する。テナント数は約160店舗で、日系店舗を積極的に誘致する他、▽ラグジュアリー▽インターナショナル▽スポーツ&アウトドア▽カジュアル──など幅広く取りそろえ、 台中都市圏居住者から台湾内外の観光客までの幅広い客層とニーズに応える。レストラン、物販、レジャーのテナント構成比は現在最後の詰めを行っている。
売上高はMOP林口の2倍も
台湾三井不動産の子会社で、MOP台湾台中港のプロジェクト会社、三中港奧特莱斯の下町一朗董事長は、車で1~1.5時間以内の距離に住む約500万人の消費者がメーンターゲットだと説明。近くに高美湿地(年間来訪客約220万人)や梧棲漁港(約166万人)といった観光地がある上、周遊路線バスも計画されており、さらなる発展が期待できると期待感を示した。
台中市は、MOP台湾台中港の年間売上高は150億台湾元(約540億円)と、MOP台湾林口の2.2倍規模になると予測。1,500件の就業機会が創出されると試算している。
MOP台湾林口は16年1月にオープンし、同年に想定を上回る延べ1,000万人が来客、売上高を66億元に伸ばした。
MOPの今後の展開について下町董事長は、台湾3店舗目を台南や嘉義を含めて検討していると表明。適切な場所があれば積極的に展開していきたいと述べた。
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