ニュース 電子 作成日:2017年8月22日_記事番号:T00072402
韓国のサムスン電子は、ファウンドリー市場シェア拡大を狙い、京畿道・華城(ファソン)市に設置する18号生産ラインについて、着工時期を来年から今年11月に前倒しすることを決定した。サムスンの7ナノメートル製造プロセスによる量産が2019年に早まる見通しで、ファウンドリー最大手の台湾積体電路製造(TSMC)からアップルの受注を奪い取る狙いとみられる。22日付経済日報が報じた。
外電の報道によると、サムスンは18号生産ライン設置に向け、6兆韓国ウォン(約5,800億円)を投じて12インチウエハー工場を建設する。2019年下半期に完工予定で、メモリーとロジックICを生産する。
業界関係者は、サムスンはアップルの次世代プロセッサー「A12」の大口受注を狙っていると指摘した。
一方、TSMCは、今年末に7ナノプロセスによる量産を開始する見込みだ。産業アナリストは、TSMCは既に12項目のモバイル端末向けチップをテープアウト(設計完了)したと指摘した。また19年下半期には7ナノ強化版プロセスの量産に入る見通しだ。7ナノプロセスでサムスンに対し1~2年以上先行しているとみられる。
サムスンの7ナノ量産時期の前倒しについてTSMCはノーコメントだが、「サムスンは強力なライバルで、軽視したことはない」と表明した。
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