情報通信機器大手、神達投資控股（マイタック・ホールディングス）は21日、印サハスラグループ傘下のプリント基板（ＰＣＢ）メーカー、インフォパワー・テクノロジーズに出資すると発表した。出資額は３億台湾元（約11億円）未満で、株式の10%以上を取得するとみられている。９月末までの手続き完了を予定する。22日付工商時報が報じた。
マイタックは、モノのインターネット（ＩｏＴ）、カーエレクトロニクス、デジタルコンピューティングに照準を当て、インド市場での研究開発（Ｒ＆Ｄ）、製造、販売に向けた準備と説明した。インフォパワーのＰＣＢ製造や組み立て（ＰＣＢＡ）、その他電子製品の製造・組み立て、マイタックの技術、製品、製造力を生かして、埋め込み型製品、ＰＯＳ（販売時点情報管理）システム、カーエレ製品の市場拡大を図る構えだ。
インフォパワーはインドの首都、ニューデリーに近いノイダ（ウッタル・プラデーシュ州）に工場を持つ。
マイタックは、今後インフォパワーに研究開発（Ｒ＆Ｄ）チームを派遣する計画で、提携分野の拡大も検討していると説明した。
