ニュース 機械 作成日:2017年8月22日_記事番号:T00072409
機械業界団体、台湾機械工業同業公会(TAMI)の柯抜希理事長は21日、台湾機械設備産業の2017年生産額は1兆1,000億台湾元(約3兆9,700億円)と前年比10%以上増え、初の1兆元台が期待できると述べた。その上で、スマート機械の分野でドイツ、イタリアを追い抜き、日本に追い付ける見込みで、長期的な生産額目標は2兆元と語った。22日付工商時報が報じた。
柯理事長は、政府がスマート機械産業の発展を推進し、メーカーも同分野への参入を進めていると指摘した。3月に開催した台北国際工具機展(台北インターナショナル・マシン・ツール・ショー、TIMTOS)では多くのメーカーがスマート機械を展示し、製品差別化により受注面で成果があったと説明した。
柯理事長は、これまでバイヤーが他社と価格を比較した上で、展示会の開催期間最終日に受注があったため、値下げ競争によりメーカーに利益は残されていなかったと指摘した。今年はスマート機械、ソフトウエア、トータルソリューションを展示したことで、初日から多くの商談があったと述べた。
柯理事長は、15年の「スマート機械製造元年」、16年の「スマート機械行動年」に続き、17年を「スマート機械統合の年」と位置付けていると説明した。企業がスマート機械の開発で直面する問題点をまとめ、産業発展に向けた政府の参考となるよう年末に白書を完成させると述べた。
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