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作成日:2008年5月6日_記事番号:T00007241
大同、プラズマTVを7月に再投入
昨年プラズマディスプレイ(PDP)テレビの生産を停止した大同は、7月からプラズマテレビの販売を再開する。50インチ型ではフルハイビジョン(HD)高画質PDPパネルを使用し、価格も一線級ブランドの52型液晶テレビより約4万台湾元安い5万9,900元に(約21万円)に抑える考えだ。販売目標は2万台で、松下電器、LG電子、声宝(サンポ)に挑戦する。6日付経済日報が報じた。
大同傘下で同社製品の販売を担当する大同綜合訊電の蕭綮鞍総経理によると、7月に32型(2万元)、42型(3万5,000元以下)のハイビジョンタイプの販売を開始し、8月に50型を投入する予定だ。
大同は昨年より液晶テレビに専念してきたが、PDPパネルの画質、および価格競争力が液晶テレビよりも高いとの判断から再投入を決めた。蕭総経理は「同製品の技術は大きな進歩を見せており、欠点と言われた残像問題も既に解消され、再投入する価値は大きい」と話す。
今年の台湾プラズマテレビ市場は約5万台規模とされるが、大同の再参入によりさらに拡大すると予想される。台湾松下も近々42インチ型高画質プラズマテレビを発売する予定で、今後同製品における競争が激化するとみられる。