ニュース 政治 作成日:2017年8月22日_記事番号:T00072419
呉敦義・前副総統が国民党が20日に開いた全国代表大会(党大会)で正式に主席に就任したことに対し、中国共産党が祝電を送らなかったことが21日までに分かった。国民党の新主席就任時にはこれまで中国共産党中央委員会から祝電が届くのが通例だったが、中国が祝電を見送ったのは、呉主席に対する疑念の表れではないかとの見方が出ている。22日付旺報が伝えた。
中国共産党は1988年以降、全国代表大会の開催または新主席の就任時に国民党に祝電を送っていた。今回の共産党の対応は、呉主席が中台関係の基本路線を「一中各表(一つの中国、それぞれの解釈)」へと後退させたことに不満を表明した可能性がささやかれている。
ただ、国民党文化伝播委員会の李明賢主任委員は「今年は5月20日に呉氏が主席選で当選した際に祝電を受け取っており、過去の慣例とは異なるものの、国共両党は暗黙の了解と連絡ルートを保っている」と憶測を否定した。
中国は共産党大会を控えた微妙な時期にあり、国民党と共産党による今年の国共論壇は12月ごろにずれ込むとみられている。そこで呉主席と習近平総書記(国家主席)による国共トップ会談が実現するかどうかは現時点で不透明だ。
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