ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中華電信のネットTV、計画不透明に


ニュース 電子 作成日:2008年5月6日_記事番号:T00007242

中華電信のネットTV、計画不透明に

 
 中華電信はインターネット上でのテレビ配信に向け、米マイクロソフト(MS)から「MSTVプラットフォーム」と呼ばれる双方向テレビシステムを導入し、大同公司からセットトップボックス(STB)を調達する計画だったが、通信行政を管轄する国家通訊伝播委員会(NCC)が疑義を呈したことで、計画の先行きが不透明となった。6日付経済日報が伝えた。

 NCCと一部立法委員は、MSが大同を唯一のSTB生産メーカーに指定しており、他のメーカーがSTBの生産に参入できないことを問題視している。このため、中華電信はNCCによる認可など手続きが完了するまで、正式決定を持ち越す方針を固めた。社内でも反対論があるとされ、MSTVの導入計画自体が見直される可能性も出てきた。

 中華電信は当初、テレビ配信システムをアルカテル・ルーセント社の「OMPシステム」からMSTVに変更し、MSに20億台湾元(約68億7,000万円)の権利金を支払うとともに、3年間で大同にSTBを150万台発注することを計画していた。

 計画が見直されれば、大同の業績見通しにも影響は避けられない見通しだ。