ニュース 家電 作成日:2017年8月23日_記事番号:T00072438
中国の市場調査会社、奥維雲網(AVC)が発表した統計によると、液晶テレビ受託生産メーカーの6月の世界出荷台数は、中国の中新科技集団が66万2,000台と前年同月比90.7%増加し、鴻海精密工業傘下の富智康集団(FIHモバイル)の59万台(8.9%減)を上回り初めて2位に躍り出た。中国のテレビ受託生産メーカーは中国パネルメーカーの生産能力拡大に伴い出荷規模を伸ばしており、鴻海や緯創資通(ウィストロン)、瑞軒科技(アムトラン・テクノロジー)など台湾勢にとって脅威となっている。23日付経済日報が報じた。
中新科技集団の6月のテレビ輸出台数は48万6,000台に達した。海外顧客の開拓が奏効した。
3位に後退したFIHモバイルは、鴻海傘下のシャープの6月の中国テレビ販売が30万1,000台と前年同月の3.37倍に増えたが、大手顧客の米国テレビメーカー大手、ビジオ(VIZIO)向け出荷が激減したほか、中国の楽視網信息技術(LeEco)向け出荷が楽視の資金難によりストップしたため、6月の出荷台数が前年割れとなった。
首位は台湾系の冠捷科技(TPVテクノロジー)で前年同月比14.2%減の123万6,000台だった。4位は中国のパネル大手、京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)傘下の高創(蘇州)電子で58万1,000台と前月より減少した。5位は中国の恵科(HKC)で31万2,000台と横ばいだった。
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