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DRAM価格上昇、来年まで継続へ


ニュース 電子 作成日:2017年8月24日_記事番号:T00072455

DRAM価格上昇、来年まで継続へ

 DRAMモジュール業者によると、サムスン電子、SKハイニックス、マイクロン・テクノロジーのDRAM大手3社は、DRAMの供給不足が続く中も工場を新設する計画はなく、既存工場のウエハー投入枚数の引き上げまたは製造プロセスの微細化などにより生産量を増やして顧客の需要に対応するもようだ。このため、DRAMの供給不足による価格上昇は来年まで続くと予想されている。24日付工商時報が報じた。

 サムスンは「Line-17」工場でDRAM生産能力を4万~5万枚増強するとみられるが、増産時期は来年下半期とされる。

 SKハイニックスは中国江蘇省の無錫DRAM工場で来年第4四半期に生産能力を拡大する計画だが、生産能力は3~5%しか増えず、市場の供給に影響を及ぼさない見通しだ。

 また、マイクロンは台中工場第2期拡張で17ナノメートル製造プロセスの設置を進めているが、来年末まで生産能力は増えない見通しだ。

 証券会社は、▽南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)▽華邦電子(ウインボンド・エレクトロニクス)▽威剛科技(Aデータ・テクノロジー)▽宜鼎国際(イノディスク)──などのDRAM、モジュールメーカーは今年末まで売上高、利益が拡大し、来年の業績も今年を上回ると予想した。