ニュース 電子 作成日:2017年8月24日_記事番号:T00072457
発光ダイオード(LED)業界では、中国メーカーが政府補助を背景に予想を超えるスピードで生産能力の拡充を進めている影響で、台湾メーカーは来年、再び厳しい状況に陥るとの懸念が浮上している。24日付電子時報が報じた。
台湾のLEDメーカーは、今年に入り市場の需要が拡大したこともあり、上半期は粗利益率が20%以上に上昇するなど収益状況に改善がみられた。しかし、中国のLEDチップ最大手、三安光電(三安オプトエレクトロニクス)が8月以降、MOCVD(有機金属気相成長法)装置を毎月10台ずつ新たに稼働させる見通しで、これにより世界全体の生産能力が毎月0.5~0.7%拡大することになる。なお同社は2017~18年に150台のMOCVD装置を追加し、世界市場でのシェアを22%まで引き上げる目標とされる。
このほか中国のLED業界では、企業の合併、統合による大規模化が進んでいる上、車載製品などニッチ市場へも展開を拡大しており、こうした分野に注力する台湾メーカーにとって大きな脅威となりそうだ。
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