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台湾PCBメーカー、中台Q3生産額が過去最高へ


ニュース 電子 作成日:2017年8月24日_記事番号:T00072459

台湾PCBメーカー、中台Q3生産額が過去最高へ

 プリント基板(PCB)の業界団体、台湾電路板協会(TPCA)と工業技術研究院(工研院)産業経済趨勢研究センター(IEK)は23日、台湾メーカーによる中台での第3四半期PCB生産額は前期比12.7%増、前年同期比4.4%増の49億2,700万米ドルで、同期として過去最高を更新するとの予測を示した。24日付工商時報が報じた。

 台湾元換算の第3四半期生産額予測は1,496億台湾元(約5,400億円)で前期比12.8%増、前年同期比0.3%減だった。為替変動の他、米アップルの新世代スマートフォン「iPhone8」の発売が遅れる可能性が要因だ。あるアップル向けPCBサプライヤーは、まだフル稼働ではないと明かしている。

 IEKの董鐘明シニアアナリストは、市場調査会社の今年の携帯電話出荷予測は前年比1.3%増にすぎず、上半期の実績は前年同期比5%増だったので、既に多くのブランドが旗艦機種を発売済みで、下半期は主にiPhone新モデルしか残っていないと指摘した。

 一方、PCB市場は近年より好調で、今年通年の生産額は187億200万米ドルで前年比6.9%増と予測した。台湾元換算でも5,704億元で0.8%増のプラス成長の予測だ。

 なお、第2四半期生産額は43億7,100万米ドルで前期比3.3%増、前年同期比7%増、台湾元換算では1,323億元で前期比0.6%増、前年同期比0.2%減だった。