ニュース 商業・サービス 作成日:2017年8月24日_記事番号:T00072468
経済部統計処が23日発表した7月の小売業売上高は3,388億台湾元(約1兆2,000億円)で、前月比2.9%増、前年同月比1.7%減だった。新車販売の不振や中国人観光客の減少による宝飾品・時計の売り上げ縮小が要因だ。24日付工商時報が報じた。
統計処の王淑娟副処長は、今年は中元節(旧暦7月15日、今年は9月5日)が例年より遅く、百貨店やコンビニエンスストアなどで関連商品の販売が伸びなかったことも小売業売上高のマイナス成長の要因だと指摘した。
飲食業の7月売上高は384億元で前月比5.2%増、前年同月比1.8%増だった。店舗数の拡大と新ブランドの参入が要因だ。
卸売業の7月売上高は8,384億元で前月比1.6%減、前年同月比4.2%増だった。半導体チップ、メモリーや、サーバーが好調で、機械器具業が3,572億元と前年同月比11.2%増となった。
今後の展望について統計処は、モバイル端末の新製品発売が続き、高性能計算(ハイパフォーマンスコンピューティング、HPC)やモノのインターネット(IoT)関連の開発加速によるチップ、メモリーなど電子部品の需要拡大で、卸売業の8月売上高はプラス成長が続くと予想。小売、飲食業も中元節や父の日(8月8日)、情人節(旧暦7月7日、今年は8月28日)などがあり、プラス成長となると予想した。
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