ニュース その他製造 作成日:2017年8月24日_記事番号:T00072477
経済部統計処が23日発表した7月の工業生産指数は111.84ポイントで前年同月比2.38%上昇した。工業生産指数の9割以上を占める製造業生産指数は113.45ポイントで2.94%上昇した。台風9号(アジア名・ネサット)と台風10号(ハイタン)の上陸で稼働日が減少し、従来予想の4~5%上昇に届かなかった。中央社電が23日報じた。
製造業生産指数のうち、コンピューター・電子製品・光学製品業は72.86ポイントで前年同月比7.26%下落した。バーチャルリアリティー(VR)端末や腕時計型ウエアラブル(装着型)端末の購買意欲が下がったこと、ロー~ミドルエンドのモバイル端末の生産が減ったことなどが要因だ。
自動車と部品業も98.61ポイントと前年同月比2.75%下落した。新車買い替えに対する貨物税(物品税)減免措置の効果が薄れ、自動車生産量が13.33%減少したことが主因だ。
一方、電子部品業は142.5ポイントと前年同月比5.64%上昇し、単月としては過去2番目の高水準だった。コンシューマー向け電子製品やモバイル端末の在庫積み増しで、ファウンドリーなどIC製造、パッケージング(封止)の生産量が急増したのが主因だ。うち半導体業は198.05ポイントで9.61%上昇、液晶パネルと部品業は96.29ポイントで10.03%上昇した。
化学材料業も114.17ポイントと前年同月比1.02%上昇し、過去最高となった。国際原油価格の安定で、石化原料の購買意欲が向上したこと、一部プラントの保守点検作業が終わり、生産が再開されたことが要因だ。
この他、▽ベースメタル業、103.94ポイント(前年同月比2.5%上昇)▽機械設備業、96ポイント(8.24%上昇)──も上昇した。
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