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ユニバ選手村の台湾料理、塩酥鶏と牛肉麺が人気


ニュース 社会 作成日:2017年8月24日_記事番号:T00072480

ユニバ選手村の台湾料理、塩酥鶏と牛肉麺が人気

 現在、台北市を中心に開催中の「第29回ユニバーシアード夏季大会」に出場する選手たちが宿泊する選手村(新北市林口区)のレストランで提供される台湾料理のうち、「塩酥鶏」(鶏空揚げ)と牛肉麺が人気メニューとなっているようだ。

 今回のユニバーシアードには世界各国・地域から約8,000人の選手が参加。1日に3万5,000~4万食の食事が提供される選手村のレストランには「台湾美食」コーナーも設置されている。

 ユニバーシアード飲食管理処がこのほど発表した統計によると、選手村レストランの利用者数は1日平均約2万4,500人で、人気メニューベスト10は上位から▽ピザ▽塩酥鶏▽卵炒め▽スパゲティ▽牛肉麺▽炭焼きサンドイッチ▽各種めん類▽ワンタン▽肉円(バーワン、米の生地で豚ひき肉や野菜を包み、低温の油で揚げる台湾料理)▽タンドリーチキン──となっている。

 台湾料理の中で塩酥鶏が一番人気となっている理由について選手村レストランの呉長芳料理長は「西洋人もフライドチキンを食べる習慣があるため」と指摘した上で、台湾の塩酥鶏は一般的に味が比較的濃いが、選手村では脂肪分や塩分を少なめに調理していると説明した。

 また、台湾の各種フルーツも人気を博しているようで、1日に約8,000キログラムが選手たちの口に入っている。自国では食べることのできない果物に驚いたり、バナナやリンゴ、オレンジといった一般的な果物でも「普段食べているものより甘い」といった声が上がっている。中でもバナナの人気が高く、1日の消費量は2,500キログラムに上る。

 このほか、選手村レストランの屋外エリアでは、移動販売車を使ってパールミルクティー(タピオカ入りミルクティー)や緑茶など飲料が販売されており、紅茶の名産地として知られるスリランカの選手からも「台湾茶はとてもおいしい」と高い評価を受けている。

 台湾で過去最大規模の国際スポーツ大会の開催は、農産物の輸出にとっても大きな商機をもたらすかもしれない。