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中租控股、シンガポールOCBCと提携交渉


ニュース 金融 作成日:2017年8月25日_記事番号:T00072495

中租控股、シンガポールOCBCと提携交渉

 リース最大手、中租控股(チャイリース・ホールディングス)は、シンガポールの銀行大手、オーバーシー・チャイニーズ銀行(OCBC)と提携に向けた交渉を進めている。中租控股が顧客にOCBCの富裕層向けのプライベートバンキングサービスを紹介し、プライベートジェットやヘリコプターのリースに結び付ける計画だ。25日付経済日報が報じた。

 中租企業集団(チャイリース)の辜仲立総裁は、東南アジアの富裕層顧客には、プライベートジェット、ヘリコプターの潜在需要が大きいと指摘。このため6月にフランスでエアバス傘下のエアバス・ヘリコプターズと提携協定を交わし、リース対象のヘリコプターの台数を従来の6台から2台増やしたと説明した。

 このほか、中租控股はOCBC傘下で東南アジア最大の保険会社、グレート・イースタン・ホールディングス(GEH)と提携し、マレーシアのリース子会社傘下の保険代理店がGEHの損害保険商品を販売することも検討している。

 中租控股は東南アジアでシンガポール、ベトナム、マレーシアなど5カ国に進出しており、OCBCとの提携が成立すれば、その金融、保険リソースを利用することで東南アジア市場の開拓が有利になる見通しだ。