ニュース 運輸 作成日:2017年8月25日_記事番号:T00072498
台湾域内の軌道部品製造能力向上を目指す「台湾軌道工業本土化商機説明会」が24日、台湾高速鉄路(高鉄)燕巣総合車両工場で開催され、産官学から200社・団体以上が参加した。今後10年間で高鉄、台湾鉄路(台鉄)、台北都市交通システム(MRT)関連の軌道部品生産、補修関連商機498億台湾元(約1,800億円)の創出が見込まれる。25日付経済日報が報じた。
賀交通部長は、台湾製部品の採用が増えることで産業の発展、コストの削減につながると説明した(24日=中央社)
説明会に出席した賀陳旦交通部長は、高鉄は既に台湾域内の研究機関およびメーカーと共同で、コストを従来の半分に抑えることができるボルトなど多くの部品を開発しており、軌道業界に大きなメリットをもたらしていると指摘。今後は台鉄や台北MRTと連携することでさらに台湾製部品の採用が増え、域内軌道産業の発展につながると語った。
説明会を主催した高鉄の江耀宗董事長は、政府の大型インフラ整備計画「前瞻基礎建設計画」に合わせて、今年は部品、設備の補修、システムの更新、技術サービスを中心に台湾現地化を進めていきたいと表明した。その上で高鉄は、今後10年間で170億元の域内調達を行う考えを示した。
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