ニュース 農林水産 作成日:2017年8月25日_記事番号:T00072499
殺虫剤「フィプロニル」を含む鶏卵が相次いで見つかっている問題で、24日に新たに10カ所で基準値を超える数値が検出され、これまでに養鶏場15カ所で汚染が明らかになった。25日付聯合報が報じた。
汚染卵が検出された台中市では、鶏卵を回収した他、市衛生局が販売店に対し、疑いのある鶏卵を販売しないよう呼び掛けた(24日=中央社)
新たに汚染が判明したのは、台南市の5カ所、高雄市、彰化県の各2カ所、台中市の1カ所。これまでに51万9,020羽のニワトリの移動が禁止され、鶏卵30万個の出荷が差し止められた。出荷済みの鶏卵を含むと、約50万個が廃棄処分となる見通しだ。
行政院農業委員会(農委会)による一斉検査で不合格となった鶏卵は1.59%だった。農委会の陳吉仲副主任委員は「大多数の卵は安全だということで、消費者は過度に心配しないでほしい」と呼び掛けた。
台湾ではフィプロニルは動物の個体に使用することが禁じられていたが、実際にはニワトリに付着するシラミを除去するために一部養鶏場で使用されていた。農委会はこれまでフィプロニルの検査をしてこなかったが、欧州や韓国での検出事例を受け、初めて検査を実施した。
農委会は今後、フィプロニルを通常の検査項目に含めることにしている。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722