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作成日:2008年5月7日_記事番号:T00007251
干物女現象、「掃除は2週間に1回」女性の2割に?
スウェーデンの家電ブランドが4月23~25日、25~50歳の台湾女性を対象に行った調査(有効サンプル806人)によると、台湾でも「干物女」現象がまん延しているようだ。
干物女とは、日本の人気コミック「ホタルノヒカリ」から生まれた流行語で、主人公の雨宮蛍のように、恋愛を放棄して家でぐうたら生活を送るのが好きという若い女性を指す。
干物女は職場ではキャリアウーマンを装っているが、プライベートでは動くのさえ面倒くさいという落差が特徴だ。休日は専ら家でゴロゴロし、髪もとかさず、ノーメイク&ノーブラのジャージ姿。ソファーに寝転んでマンガやテレビを見たり、布団の中で時間をつぶし、家の掃除は思い立ったらする程度、という気ままな生活を楽しんでいる。
同調査によれば、家の掃除をする頻度ついて「毎日する」が33%、「1週間に1回」26%、「2週間以上に1回」は20%だった。「1カ月に1回」という掃除嫌いも1%あり、掃除の程度は「汚れていない程度に適当にすればよい」24%、「来客があるときだけすればよい」1%と、全体的に「干物化」が進んでいることが分かる。
家事に対する見方は、「ルーティンワーク」42%、「家族に対する愛情表現」30%、「仕方なくする」4%。一方、家事を楽しんでいる女性は20%で、大半が子持ちだった。未婚女性や共働きで子供を持たないディンクスの女性は、仕方なく嫌々家事をこなしていることが分かった。
干物女はいわば一種の文明病。女性の高学歴化と社会進出が進むにつれ、これからも増殖し続けるのかもしれない。