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アドバンテック、アジアの低温流通市場参入


ニュース 電子 作成日:2017年8月28日_記事番号:T00072517

アドバンテック、アジアの低温流通市場参入

 産業用コンピューター最大手、研華科技(アドバンテック)は25日、コールドチェーン(低温流通体系)業界団体、台湾冷鏈協会(TCCA)と提携し、アジアのコールドチェーン市場に参入すると表明した。コールドチェーン全体を監視、制御するためのスマート型ソリューションを提供し、1,000億台湾元(約3,630億円)に上るとされる市場で商機獲得を目指す。26日付経済日報が報じた。

 アドバンテック智能物流事業処の林威佐協理は、近年、食の安全に関する問題が多発しており、同社は輸送過程で低温を維持する必要のある農産物、冷凍食品、肉類、生鮮食品、医薬品などに対し、工場から倉庫、小売店までの完全なソリューションを提供し、消費者の懸念を解消するとアピールした。

 アドバンテックの上半期売上高は214億1,000万元で前年同期比3%増加し、粗利益率は39.4%で前期比1.2ポイント低下、営業利益は32億5,000万元で1.3%増加した。為替差損の影響を受けたもの、純利益は29億2,000万元と4%増加し、上半期として過去最高となった。