ニュース 農林水産 作成日:2017年8月28日_記事番号:T00072533
行政院農業委員会(農委会)によると、殺虫剤「フィプロニル」を含む鶏卵が相次いで見つかっている問題で、これまでに養鶏場44カ所で基準値を超える数値が検出され、汚染卵が13県市に出荷されていることが分かった。回収されたり出荷が差し止められたりした卵は27日までに140万個に上った。28日付聯合報などが伝えた。
全聯は購入した際のレシートで返金を受け付けるとしている(27日=中央社)
こうした中、彰化県政府衛生局は同日、同県の養鶏場「欣徳畜牧場」がフィプロニルに汚染されており、スーパーマーケットの全聯福利中心(PXマート)向けに鶏卵が出荷されていたことを確認した。
同局は全聯に対し、欣徳が出荷した「泰安洗選蛋」「泰安紅蛋」の撤去を指示した。スーパーマーケットに汚染卵が流通していたことが明らかになったのは、今回の問題発覚以降初めて。
全聯の広報担当者によると、問題の鶏卵は主に中部に供給されており、一部は他地域でも販売されていたという。
欣徳畜牧場ではニワトリ約4万羽が飼育されており、25日の検査では鶏卵からフィプロニルが25.2ppb(十億分率)の濃度で検出された。
一方、同様に汚染が判明した台南沈素貞牧場で生産された鶏卵も、大成長城企業官田営業所を通じ、6県市の18の業者に供給されていたことが分かった。大成長城は26日の時点で鶏卵に問題はないと説明していたが、27日に鶏卵の回収、処分を発表した。鶏卵は同社系列のとんかつ店「斑鳩的窩」の一部店舗などで使用されたもようだ。
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