ニュース 社会 作成日:2017年8月28日_記事番号:T00072535
詐欺常習犯の男がアップルのモバイル決済「アップルペイ」のアカウントを他人名義で取得し、不正使用を繰り返し、内政部警政署刑事警察局は24日までに男とその友人に出頭を求め、詐欺などの疑いで取り調べた。26日付中国時報が伝えた。
「黄琪」という偽名を使う黄照岡容疑者(24)は今年4月、男性2人の名義でアップルペイのアカウントを不正取得し、通販サイトでノートパソコン、スマートフォン、カメラ、高級化粧品などを不正購入。被害者からの通報を受けた銀行が警察に通報し、犯行が明るみに出た。
警察は証拠固めのため、黄容疑者を摘発せずに追跡。有名女優のマネジャーを名乗り、ホテルに宿泊料金の割引や部屋のグレードアップを迫るなどしていた。黄容疑者は巧みに聞き出した個人情報で他人になりすまし、銀行にクレジットカード保有者が登録した電話番号を変更させた後、犯行に及んでいた。被害額は少なくとも50万台湾元(約180万円)に上り、警察は余罪があるとみて調べている。
警察は23日に黄容疑者の自宅を捜索。スマートフォンのデータは消去されていたが、盗品多数を押収した。
黄容疑者は詐欺の常習犯で、15歳のころにタロットカード専門家を装い、陳水扁元総統をだましたことで有名になったほか、有名企業のトップの息子名義のクレジットカードを不正所得し、懲役7年の実刑判決を受け、昨年5月に出所したばかりだった。
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