ニュース 電子 作成日:2017年8月29日_記事番号:T00072543
携帯電話、ノートパソコン向けの低容量積層セラミックコンデンサー(MLCC)が、第4四半期に今年3度目の値上げが行われる可能性が出てきた。例年の需要期である第3四半期、汎用MLCCの供給不足率は15%に拡大しており、第4四半期は深刻化するとみられる。29日付工商時報が報じた。
汎用MLCCの供給不足は、車載用製品の供給逼迫(ひっぱく)が非常に深刻で、日本メーカーが生産ラインを車載用に振り向けているため起きている。日本メーカーの車載用およびハイエンドスマートフォン用製品の納期は従来の6~8週間からさらに1カ月延びており、一部のメーカーは車載用の受注を一時的に打ち切ったほどだ。日本メーカーの車載用の価格引き上げを検討しているという。
受動部品は昨年下半期から供給不足となり、今年第1四半期に日本のメーカーがコスト増を反映して値上げ、台湾メーカーも4月に追随した。ただ、それでも供給不足は解消されず、台湾最大手の国巨(ヤゲオ)は6月、価格を15~30%引き上げている。第4四半期に値上げが行われば今年3度目となる。
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