ニュース 機械 作成日:2017年8月29日_記事番号:T00072545
航空機・部品メーカーの漢翔航空工業(AIDC)、自動化システムの盟立自動化(Mirleオートメーション)、工業技術研究院(工研院)は28日、航空宇宙分野への応用が期待されるロボットアーム技術で提携した。
9月6~9日に台北世界貿易センター(TWTC)南港展覧館で開催する台湾ロボットスマート自動化展(TAIROS)で展示する(工研院リリースより)
今回の提携は工研院が開発したロボットコントローラープラットフォーム「eMIO(イーサキャット・モーション・インテリジェンス・オーケストレーション)」に関するもので、ロボットアームの精度を20倍以上向上させ、誤差をプラスマイナス0.25ミリメートル以下に抑えるものだ。
工研院の劉軍廷副院長は「欧米の航空宇宙メーカーは、生産の弾力性を高めるため、ロボットアームによる航空宇宙用部品の加工を目指しているが、精度不足が技術のボトルネックとなっている」と述べた上で、領域知識、学理基礎、人工知能(AI)を組み合わせ、経済部技術処の支援を受ける形で、eMIOの独自開発に成功したと説明した。
AIDCの廖栄鑫董事長は「航空宇宙産業とスマート機械産業の異業種提携を今後も目指していきたい」と述べた。
盟立自動化の方玉崗総経理は「市中の100キログラム以上の高荷重ロボットアームの絶対精度は多くが1~10ミリメートルで、航空宇宙クラスのニーズに応えられなかったが、eMIOの導入で異なる長さのロボットアームで絶対精度を高めることが可能になる」と説明した。
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