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鴻海とエヌビディア、医療向けAIで提携


ニュース 医薬 作成日:2017年8月29日_記事番号:T00072551

鴻海とエヌビディア、医療向けAIで提携

 鴻海科技集団(フォックスコン)は、医療分野における人工知能(AI)の応用で、GPU(グラフィックスプロセッサー)大手のエヌビディアと提携すると発表した。鴻海の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長が創設した慈善団体の永齢健康基金会が手掛けるバイオ医療分野などでの起業支援プログラム「H.スペクトラム」で、起業家にAI、高性能計算(ハイパフォーマンスコンピューティング、HPC)を指導する計画だ。29日付経済日報が報じた。

 同計画によると、鴻海傘下の化粧品受託生産メーカー、睿驊生技国際が台湾に高い計算能力を備えるHPCセンターを設置し、エヌビディアなどと▽新技術▽計算能力▽ディープラーニング(深層学習)関連のソフトウエア▽データ応用──などに関する講座を共同開催することで、バイオ医療分野の企業家のAI応用を支援する。

 鴻海は近年、AI、モノのインターネット(IoT)、健康・医療の3分野を新たな成長のけん引役に据えている。郭董事長はこのほど、健康分野への投資を拡大し、台湾医療産業の価値向上を進めると表明していた。