ニュース 社会 作成日:2017年8月29日_記事番号:T00072562
台北市などで開催されている第29回ユニバーシアード競技大会では、台湾選手団がメダルを獲得しても、国旗を羽織ってのウイニングランを自粛している。さらに中華民国の国旗どころか、中華台北(チャイニーズ・タイペイ)のオリンピック委員会旗も掲げることはできず、大学スポーツ団体の「中華民国大専院校体育総会」の緑地の会旗のみが掲げられており、「自粛し過ぎ」ではないかとの批判が巻き起こっている。29日付自由時報が伝えた。
観客席では、多くの試合で青天白日満地紅旗がはためいている(28日=中央社)
柯文哲台北市長は28日、「台湾選手はオリンピック委員会旗すら羽織ることができないのか」との記者団の問いに直接答えず、小さくうなずいた。
観客席では中華民国国旗の青天白日満地紅旗が振られる様子もみられるが、競技場内では体育総会旗しか掲げられず、堂々と国旗でウイニングランをする外国選手とのコントラストが目立っている。与野党の立法委員からは「メダル獲得は個人の名誉であると同時に国家の誇りなのに、旗を羽織ってウイニングランをすることは何が間違っているのか」といった不満の声が渦巻いた。
国際大学スポーツ連盟(FISU)は「オリンピックの方式を守ったものだ」などと説明しているが、FISUにも台湾選手団にも、政治的にデリケートな国旗・会旗問題にはできるだけ触れたくないというムードが漂っている。
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