ニュース 電子 作成日:2017年8月31日_記事番号:T00072603
受動部品のアルミニウム電解コンデンサーメーカーが、材料コストの7割を占めるアルミニウム箔(はく)、アルミケースなどの価格上昇を受け、顧客に対し5~10%の値上げ交渉を行っているようだ。成功すれば、10月から新価格が適用される。31日付経済日報が報じた。
アルミニウム電解コンデンサーは、日本メーカーが収益性の低いパソコン向けなどを減らし、昨年下半期から供給不足に陥っている。日本メーカーは今年第1四半期の人民元急上昇でコストがかさみ、既に値上げを行った。
日本メーカーの一部製品は、需要期の現在、納期が2カ月以上先に延び、台湾メーカーへの発注切り替えが行われている。
アルミニウム電解コンデンサー業界は日本ケミコンが大手で、国巨(ヤゲオ)傘下の智宝電子、凱美電機、立隆電子工業、台湾金山電子工業などの台湾メーカーが後を追っている。
受動部品業界では、積層セラミックコンデンサ(MLCC)も供給不足で、10~11月まで受注見通しが立っている。市場では、第4四半期に今年3度目の値上げが行われるとみられている。
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