ニュース 電子 作成日:2017年8月31日_記事番号:T00072604
市場調査会社、IDCの予測によると、アップルが9月に発売するとされる次世代スマートフォンiPhone8は大規模な買い替えを促し、2018年のiPhone出荷台数が9.1%増える見通しだ。台湾のサプライヤーは、アップルは複数のモデルを別々の時期に発売する可能性があり、来年iPhone8の歩留まり率が上昇すれば、出荷台数が徐々に増えると予測した。31日付経済日報が報じた。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、消息筋はアップルが9月12日に新製品を発表する予定で、iPhoneの3モデルと腕時計型ウエアラブル(装着型)端末を発売すると語った。iPhone7のアップグレード2機種と、iPhone10周年記念の大型モデルで、価格も高めだと話した。
市場では、アップルの品質に対する厳しい要求と新技術の導入から、有機EL(OLED)パネル搭載のiPhone8は量産の難易度が高く、11~12月になっても少量しか生産できないとみられている。ただ、消費者が非常に期待しており、発売と同時に取り合いになり、深刻な供給不足に陥って、来年まで供給不足が続くと予想されている。
市場観測に対し、組み立ての鴻海精密工業、和碩聯合科技(ペガトロン)はノーコメントだ。両社は例年より1~2カ月遅れ、8月に全面的な量産に入ったとされる。
IDCの予測によると、昨年はiPhone出荷台数が7%減少しており、今年は1.5%増加にとどまる見込みだ。また、アンドロイドOS(基本ソフト)搭載スマホの世界市場シェアは85.2%で、iOS搭載のiPhoneはシェア14.6%だが、iPhone8人気が落ち着き、21年にはiPhoneシェアが14.4%まで低下すると予測した。
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