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富邦金、日盛金買収の観測


ニュース 金融 作成日:2008年5月7日_記事番号:T00007261

富邦金、日盛金買収の観測

 
 日盛金融控股の陳国和董事長が保有する同社株式をすべて売却し、経営権を手放すとの観測が出ている。また、春節(旧正月)以降積極的に協議を行っているとされる富邦金融控股が、日盛金買収に向けた調査を終え、契約成立間近となっているという情報も業界で伝えられている。これに対し日盛金の鍾芳程スポークスパーソンは、「(買収の話は)聞いたことがない」とコメントした。7日付経済日報が報じた。

 消息筋によると、陳董事長は日盛金株とともに日盛証券および日盛国際商業銀も売却する考えで、1株15台湾元(約52円)以上を希望している。日盛金は財務構造改善のため、昨年傘下の日盛国際商業銀行への出資者を積極的に募ったが見つからなかったという。

 また消息筋は、証券最大手の元大証券を擁する元大集団が金融持ち株会社の分野にも進出して、富邦金の潜在的競争相手となっていると指摘しつつ、富邦金による日盛金買収の目的は、日盛証券の獲得によって富邦証券の株式仲買業務におけるシェアを拡大することにあるとの見方を示した。