ニュース 食品 作成日:2017年9月1日_記事番号:T00072624
食品大手、統一企業(ユニプレジデント)とキッコーマンの合弁会社、統万は、中国しょうゆ市場でのシェア拡大に向け、企業向けの販売を強化する計画だ。1日付工商時報が報じた。
統一は、中国では販路開拓が課題と説明。上海には日本料理店が3万8,000店もあり、日本料理に向いたキッコーマンのつけしょうゆがこれらの店舗で採用されれば、シェアを拡大できると強調した。
統万の茂木修董事長は、中国でキッコーマンのしょうゆは台湾と同様に高品質、高価格戦略を採用しており、500ミリリットルで平均18人民元(約300円)と一般のしょうゆの2倍以上だが、シェアは予想を大きく下回る低さだと説明。消費者の食習慣は変わりにくいが、中国は重要市場であるとして、高品質、高価格戦略を維持しながら市場のニーズに応えて販売量を増やすことが今後の課題と話した。
統一とキッコーマンは1990年に折半出資で統万を設立。2000年に江蘇省昆山市で第1工場、08年に河北省石家荘市に第2工場を設置した。昨年の利益は7,700万台湾元(約2億8,000万円)だった。
調査会社、ACニールセンの統計によると、統一は台湾のしょうゆ小売市場でシェア35.8%と最大手で、うちキッコーマンのしょうゆは21.2%に上る。
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