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製造業の上半期売上高4.6%増、過去6年で伸び最大


ニュース その他製造 作成日:2017年9月1日_記事番号:T00072625

製造業の上半期売上高4.6%増、過去6年で伸び最大

 経済部統計処が31日発表した製造業の上半期売上高は12兆4,305億台湾元(約45兆4,000億円)で前年同期比4.6%増と、過去6年で最大の伸びだった。1日付工商時報が報じた。

 産業別では、石油・石炭製品業の上半期売上高が7,706億元で前年同期比22%増と、最大の伸びを記録した。原油価格の回復で製品単価が上昇した。また、原料価格の回復で、卑金属(ベースメタル)業は6,193億元で16.8%増、化学材料業も9,873億元で13.7%増とそれぞれ2桁成長となった。

 コンピューター電子および光学製品業の上半期売上高は3兆9,903億元と依然最多を占めたが、前年同期比0.3%増にとどまった。パソコンやモバイル端末の端境期、為替相場の影響を受けた。

 電子部品業の上半期売上高は2兆5,060億元で前年同期比5.2%増だった。経済部統計処の王淑娟副処長は、上半期に中国と韓国メーカーが液晶パネル生産能力を削減し、供給逼迫(ひっぱく)によりパネル価格が上昇したためと説明した。

 王副処長は、下半期の景気見通しを楽観視している。ただ、従来型産業で2桁成長を維持できるかは原油価格と為替相場次第と述べた。