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ユニバ大成功、柯台北市長の評価急上昇


ニュース 政治 作成日:2017年9月1日_記事番号:T00072635

ユニバ大成功、柯台北市長の評価急上昇

 台北ユニバーシアードの開催を成功させたことで、柯文哲台北市長の評価がうなぎ上りとなっている。従来、柯市長に批判的な論調が多かった中国時報系の週刊誌『時報週刊』のアンケート調査によると、柯市政に対する満足度は55%に上昇、来年の再選を目指す柯市長にとって好ましい数字となった。一部のネットユーザーからは「総統選に立候補してはどうか」との声も出ているが、柯市長は「あり得ない」と一蹴した。

/date/2017/09/01/17ke_2.jpg柯市長の人気上昇には、「台湾はその力量を世界に証明した」など、11回にわたって「台湾」に言及した閉会式での力強い演説も一役買ったとみられる(30日=中央社)

 柯市長に対する満足度は、7月に「美麗島電子報」が行った調査で46.7%で、アンケート主体は異なるものの、わずか1カ月で8ポイント以上上昇しておりユニバ効果であることは明らかだ。

 台北市のユニバ運営に対する満足度は80.3%で、政党支持傾向にかかわらず高い割合となり、特に20代で92.1%、30代で90.9%と非常に高い数字が出た。

 民進党は柯市長に対し、「再選を支持しない可能性もある」との立場を取ってきたが、ユニバ成功によって独自候補を擁立するのにやや不利な情勢となった。時報週刊のアンケートでは、「民進党は独自候補を擁立すべきか、柯市長再選を支持すべきか」との質問に対し、「独自候補」が32.1%、「柯市長」が38.4%で、柯市長と協力すべきとの回答が6ポイント上回った。