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ユニバ代表がパレード、3万人が声援


ニュース 社会 作成日:2017年9月1日_記事番号:T00072637

ユニバ代表がパレード、3万人が声援

 台北ユニバーシアードが閉幕した翌31日、目覚ましい成績を挙げた台湾代表の選手たちをたたえようと、台北市内で祝賀パレードが行われた。台湾で実施されたスポーツ大会でパレードが行われたのは初めて。台北市警察局によると、沿道には少なくとも3万3,000人の市民が出て選手たちに声援を送った。1日付蘋果日報などが報じた。

/date/2017/09/01/18parade_2.jpgオープンバスの上から、歓呼の声に応える選手たち。完全に台湾向けの行事だが、中華民国国旗を振ることは自粛した(31日=YSN)

 選手たちは2階建て観光バスやオープンカーに分乗して午後4時に総統府を出発。9キロメートルのコース沿道では、市民たちが「台湾英雄」と印刷された手旗などを振って歓声を送った。「台中から見に来た。男子100メートル走で金メダルを獲った楊俊瀚選手はわれわれの世代の思い出になる」、「女子重量挙げで世界新記録で優勝した郭婞淳選手は、台湾を持ち上げたに等しい」など、観衆のコメントからは選手たちの活躍に感動したことがうかがえた。

 パレードは午後5時半に市政府前の広場に到着。選手たちは準備された赤いカーペットの上を、観衆とハイタッチしながら進んでステージに上り、改めて歓声を受けた。柯文哲台北市長は「2017年夏の奇跡は台湾人の栄光の歴史となる。われわれは台湾の最も良い面を世界の人々に見せることができた」と成果を誇った。

 パレードに先立ち、蔡英文総統が選手団を接見し、スポーツ振興のために今後4年間で100億台湾元(約365億円)の予算を組むと表明。優秀なスポーツ選手の育成に力を入れる考えを示した。