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UMC、エコー・ドット用チップ受注か


ニュース 電子 作成日:2017年9月4日_記事番号:T00072641

UMC、エコー・ドット用チップ受注か

 ファウンドリー大手、聯華電子(UMC)が、IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)から、米アマゾン・ドット・コムの音声アシスタント端末「アマゾン・エコー」の小型版機種「エコー・ドット」向けのモノのインターネット(IoT)チップを大量に受注したとの観測が流れている。2日付工商時報が報じた。

 証券会社によると、メディアテックが、もともと台湾積体電路製造(TSMC)に発注していた28ナノメートル製造プロセスの同チップを全てUMCに振り向けることを決定。メディアテックはTSMC出身の蔡力行氏が共同執行長(CEO)に就任を機に、ファウンドリーへの発注割合の見直しを決めたとされる。

 UMCはエコー・ドット向けIoTチップ生産を第4四半期から開始するとされ、今年末より売上高の増加が見込まれる。業績改善への期待から、同社の株価は過去3カ月で3割上昇し、1日の終値は16.05元と9年ぶりの高値を記録した。過去3カ月、外資系証券会社による買い越しは11億株にも上っている。