ＩＣ設計の矽創電子（シトロニクス・テクノロジー）の近接センサーが中国のスマートフォン大手ブランド、広東欧珀移動通信（ＯＰＰＯ）が７月に発売した最新機種、Ｒ11およびＲ11プラスのサプライチェーン入りを果たした。これにより第３四半期業績は前期比10％以上の増収が見込まれる。４日付経済日報が報じた。
シトロニクスのセンサー製品（近接センサーと加速度センサー）は、既にサムスン電子のスマホ向けに受注を獲得しており、今年上半期は売上高が前年同期に比べほぼ倍増。売上高構成も昨年の８～９％から15％に拡大した。また同社はＯＰＰＯ以外にも中国で10位以内の大手ブランドからも受注したと明らかにしている。
また同社は９月、18対９のスマホ用ワイドディスプレイ駆動ＩＣの出荷が本格化することに加え、今年は粗利益率の高い車載向け、産業向け製品が好調となっていることから今年は第４四半期に業績のピークを迎え、同期粗利益率も30.4％と16年第１四半期以降の最高を記録する見通しだ。
