ニュース 商業・サービス 作成日:2017年9月4日_記事番号:T00072657
2015年の政権交代による中台関係の冷え込みを受けて中国人観光客の訪台人数が急減する中、交通部観光局の統計によると、台湾全土の観光ホテル118軒のうち約70%で今年1~6月の平均宿泊料金が下落したことが明らかとなった。特に台北市の観光ホテルでは44軒中、平均宿泊料金が上昇したのは円山大飯店(グランドホテル)や台北老爺大酒店(ホテル・ロイヤル・ニッコー台北)など6軒のみで、上昇幅も100台湾元(約364円)以内にとどまるなど価格競争が深刻化している。4日付蘋果日報が報じた。
なお台北市大直地区で昨年1月に営業を開始した台北美福大飯店(グランド・メイフル・ホテル台北)は今年上半期の平均宿泊料金が6,366元と前年同期に比べ3,300元下落。下落幅が全土最大となった。これに台北W飯店(W台北)の1,074元下落、北投老爺酒店(ホテルロイヤル北投、台北市北投区)の803元下落が続いた。
美福大飯店は宿泊料金の下落について、消費力の高い香港・マカオからの宿泊客の比率が予想されたほど高くなかったためと説明。台北W飯店は中国客が減少する中、台北市内のホテルでは需給バランスの変動を受けた価格調整が進んでいると指摘した。
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