ニュース 政治 作成日:2017年9月4日_記事番号:T00072662
林全行政院長は4日午後、自身の任務は終わったとして辞任を発表した。もともと1年のみ務めることで蔡英文総統と約束しており、6月の時点で蔡総統に辞意を表明していた。先週、政府の財政改革案がまとまったのを区切りのタイミングと判断したようだ。
辞任を発表した林行政院長(中)。今後は、来年2月に彭淮南氏が引退する中央銀行総裁のポストへの就任観測も出ている(4日=中央社)
林行政院長の辞任に伴い、内閣はあす5日に総辞職する。後任の行政院長には、頼清徳台南市長が8日に転任すると伝えられる。林錫耀副院長、陳美伶秘書長も内閣を去るとされる。
林行政院長は蔡政権の初代行政院長を務め、週休2日制(一例一休)の導入、年金改革、大型インフラ建設計画である前瞻基礎建設計画の立案、脱原発・再生可能エネルギーの推進、税制改革案の策定などに取り組んだ。一例一休をはじめ、政策の推進ぶりに批判を受けることが多く、蔡政権の人気低下の一つの要因となった。
頼氏は現時点で、行政院長への就任を否定も肯定もしていない。頼氏の抜てきは来年の統一地方選挙をにらんだものとされる。
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