ニュース その他製造 作成日:2017年9月4日_記事番号:T00072663
中華経済研究院(中経院、CIER)が1日発表した8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は、前月比0.2ポイント下落の58.8で、「景気拡大」を示す50以上の維持が過去最長の18カ月に達した。非製造業総合指数(NMI)も0.4ポイント上昇の55.2で、「景気拡大」が6カ月連続となり、呉中書・中経院院長は、台湾経済は現在、安定的回復期といえると指摘した。2日付経済日報が報じた。
PMIの「景気拡大」の過去最長は2013年3月からの20カ月で、当時はアップルのスマートフォン「iPhone6」の発売に伴い、周辺アクセサリーも人気となった。今年も今月に大幅にモデルチェンジをしたiPhoneの新機種が発表されるとみられることから、PMIの「景気拡大」が過去最長を更新する可能性がある。
8月のPMIを構成する主要5項目のうち▽新規受注、63.2(前月比2ポイント上昇)▽サプライヤー納期、60.9(2.4ポイント上昇)──が上昇し、▽生産高、60.9(0.9ポイント下落)▽雇用、57.6(0.2ポイント下落)▽原材料在庫、51.2(4.5ポイント下落)──が下落した。8月も全項目が「景気拡大」と「景気後退」の境目である50を上回った。
NMIは、▽教育▽金融保険▽情報・通信・マスコミ▽小売り▽運輸・倉庫▽卸売り──が50を上回ったものの、宿泊・飲食、建設・不動産は50を下回り、今後6カ月の景気状況は悲観的な見通しだ。
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