ニュース 電子 作成日:2017年9月5日_記事番号:T00072679
タッチパネル最大手、宸鴻集団(TPKホールディング)が4日発表した8月連結売上高は前月比7%増、前年同月比2%増の102億5,100万台湾元(約375億円)で、過去20カ月で最高だった。電気自動車(EV)大手、テスラ・モーターズからの追加受注や、アップルの次世代スマートフォンiPhone8向け出荷が要因だ。5日付工商時報が報じた。
TPKはテスラにセンターコンソール用タッチパネルを独占供給している。テスラ初の量販車「モデル3」が予想以上に売れており、TPKは8月、追加受注が相次いだ。
また、近く発売されるとみられるアップルの次世代スマホ「iPhone8」は、有機EL(OLED)パネルを採用し、3D(3次元)タッチの貼り合わせ工程の難易度が上昇したため、出荷価格が上昇している。さらに、アップルが従来モデルより売れると期待し、より多くの在庫を準備していることから、3Dタッチ貼り合わせを受注しているTPKや業成控股(ゼネラル・インターフェース・ソリューション・ホールディング、GIS)の下半期業績に貢献しそうだ。
市場では、TPKの第3四半期売上高は前期比25~30%増加し、300億元の大台に乗ると予想されている。設備稼働率の向上や製品構成の見直しにより、営業利益率も3~4ポイント上昇するとみられている。
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