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玖龍紙業、台湾紙業のベトナム法人を傘下に


ニュース その他製造 作成日:2008年5月7日_記事番号:T00007268

玖龍紙業、台湾紙業のベトナム法人を傘下に


 中国・広東省を地盤とする製紙大手、玖龍紙業(ナイン・ドラゴンズ・ペーパー)はこのほど、台湾紙業のベトナム法人、正揚紙業の株式60%を2,280万米ドルで取得した。7日付経済日報が伝えた。
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 正揚紙業の工業用紙生産能力は年10万トンだが、玖龍紙業は正揚紙業の経営権を掌握したのを期に2億米ドルを追加投資し、同能力を2009年末までに年50万トンに高める。

 正揚紙業は昨年末の取締役会で、第2工場の建設に向け戦略的投資家を迎え入れることを決議。当初は台湾の永豊餘造紙などに投資を求めたが、永豊餘は最終的に正揚紙業の増資引き受けを断念。このため、玖龍紙業との提携を決めた。

 ベトナムでは正揚紙業のほか、タイのサイヤム・セメントが年産30万トンの工業用紙工場を建設中。また、中国の理文造紙(リーマン・ペーパー)もパルプ工場の設置を計画するなど、投資計画が相次いでいる。