ニュース 建設 作成日:2017年9月5日_記事番号:T00072691
インターネット経済紙、鉅亨網が4日、不動産価格比較サイト、屋比(ウービー)の統計を基に報じたところによると、現在、台北市で入居者を募集中のワンルーム物件の平均賃料は1坪当たり1,648台湾元(約6,000円)で、平均的な月給2万6,000元の新社会人が市内で10坪の部屋を借りた場合、月収の63%が家賃負担となる実情が明らかとなった。
また台北市内の30坪のマンションを賃貸した場合、家賃は平均4万4,430元で、夫婦共働き家庭の月収の60%を占めるという。
行政院主計総処の統計によると、7月の消費者物価指数(CPI)のうち住宅の賃料に関する指数は104.74と31カ月連続で上昇し、過去最高を記録。これについてウービー創業者の葉国華氏は、政府の住宅価格抑制策を受けて住宅購入を検討していた層が賃貸市場に方向転換したことが家賃の上昇につながっていると指摘した。
なお社会福祉団体は、家賃負担が月収の30%を超えれば生活の質に影響が出ると指摘しているが、葉氏は台北市内でその条件に合うワンルーム物件は全体の10%、一般的なマンションではわずか7%しかなく、市内で家を借り、貯金もしたいと考えれば、坪数を30坪から20坪に変更するなど生活の質を犠牲にするしかないと指摘した。
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