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遠伝、企業向け情報セキュリティー強化


ニュース 電子 作成日:2017年9月6日_記事番号:T00072699

遠伝、企業向け情報セキュリティー強化

 通信キャリア大手、遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)の李彬総経理は5日、企業向けの情報セキュリティーソリューションを強化すると表明した。子会社の数聯資安(ISSDU)、米アカマイ・テクノロジーズ、米インパーバ、エリクソンと提携し、企業向けの情報セキュリティー事業の売上高を2020年に6億台湾元(約22億円)へと倍増させる目標だ。6日付経済日報が報じた。

 遠伝の郭憲誌・企業国際事業群副総経理は、従来の情報セキュリティー対策はウイルスやハッキング対策などが中心で、分散型サービス拒否攻撃(DDos)や身代金要求型ウイルス「ランサムウエア」といった最新の攻撃手口に対応できないと説明した。

 郭副総経理はさらに、CIO(最高情報責任者)を対象にした調査によると、企業は近年、情報セキュリティー対策の予算を増やしており、昨年は予算全体の14.5%を占めたと指摘。企業は情報漏えいやターゲット型攻撃(APT)への対策を強化しているが、最新の攻撃手口にも注意すべきだと強調した。

 資訊工業策進会(資策会)の予測によると、18年に台湾の情報セキュリティー市場規模は469億元に達し、年平均成長率(CAGR)は10.7%に上る見通しだ。