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自動車メーカー3社、輸出レートを調整


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2008年5月7日_記事番号:T00007270

自動車メーカー3社、輸出レートを調整

 
 裕隆日産汽車、中華汽車工業、三陽工業の自動車メーカー3社は、台湾元の対米ドルレート上昇を受け、為替差損の拡大防止と第2四半期の利益増加を目的に、相次いで輸出レートの調整を行っている。交換レートは、これまでの1米ドル=32~32.5台湾元から、1米ドル=30.5元(約105円)の水準に引き下げられている。7日付工商時報が報じた。
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 3社は第1四半期、いずれも為替差損が発生した。裕隆日産では6,300万元、三陽では5,650万元、中華汽車では9,000万元以上の損失となっていた。

 中華汽車幹部によると、同社の今年の完成車および部品輸出総額は少なくとも60億元で、大部分を日本からの鋼材、アルミインゴットおよび自動車部品購入に充てている。

 裕隆日産幹部は、台湾元と日本円の対米ドルレートがともに上昇している状況を受け、日産自動車と協議の上、為替差損が今後も続くことを避けるため、調整に踏み切ったと語った。

 人民元の対米ドルレートも7人民元(約105円)の大台を突破したことを受け、三陽は5月からの輸出オファー価格を、台湾からは5%、中国アモイの廈杏バイク工場からは3~5%引き上げている。